皆さんのお子さんは運動してますか?身体を動かしていますか?
私は子供たちがとにかく身体を動かせるような環境づくりをしてきました。
とくに生まれて動けるようになってから小学校低学年まではめいいっぱい体を動かすように、運動や身体を動かす遊びを優先にしていました。
理由は運動することで手足を動かし脳の発達につながるのと、何といっても「成長ホルモン」の分泌が良くなり身長が伸びるからです。
運動で「成長ホルモン」の分泌促進
まずは、簡単に言いますと運動をすることにより、骨を刺激して「成長ホルモン」の分泌を活発にしてくれるのです。
「骨端腺(こつたんせん)」と言って、関節に近いところにある成長期にしか存在しない隙間の部分に軟骨のような組織が詰まっているのはご存知でしょうか?
実はその「骨端線(こつたんせん)」の間の軟骨組織は、成長ホルモンからの指令を受け、栄養素を取り込み、どんどん増えていきます。
増えた軟骨組織は隙間を押し広げて、少しずつ骨組織へと変化していき、結果として骨全体が伸び、身長が伸びていくというわけです。
そして、運動をすることによって「骨端線(こつたんせん)」に軽い刺激が加わると、活発に働き始め、
「骨が伸び=身長が伸びる」
と、言う仕組みなんです!
どんな運動が「成長ホルモン」の分泌を促進してくれるの?
「成長ホルモン」の分泌が一番ピークな時は睡眠中です。
とくに睡眠のゴールデンタイムです。
次に分泌されるのは、運動中と運動後と言われてます。
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寝てる間に身長が伸びるメカニズム
ただし、運動にも色々な種類があり、子供の成長に適した運動と適してない運動があります。
子供の成長に適した運動は?
主に体を伸ばす運動や偏った部分だけでなく体全体を使う運動です。
ストレッチ・水泳・軽いジョギングなど体を万遍なく使うことが身長が伸びると言われてます。
さらに、身体を縦方向にジャンプする動きが多い運動もおすすめです。
ジャンプすることにより、間接が伸び縮みして骨端線に刺激を与え骨が伸び、身長が伸びるんです。
逆にストレッチなどで関節を伸ばす運動も骨端線に刺激を与えますね。
例えば、ジョギングや水泳やなわとび、球技ではバスケットボールやバレーボールが適してます。
子供の成長に適してない運動は?
とにかく、一部分だけ負荷を与えるような運動は適してません。
同じ所だけ鍛えると、「成長ホルモン」が筋肉増量のために使われてしまうのです。
ダンベル、重りなど負荷をかけた筋力トレーニングは避けましょう。
また、激しい運動のし過ぎで疲れ切ってしまうと、疲労回復のために「成長ホルモン」が使われてしまうので、適度な運動を心がけましょう。
公園遊びは最適!
とくに小さい子供は公園遊びが全身運動になり最適です。
滑り台やジャングルジムの昇り降り、ブランコのバランス感覚、鉄棒ではある程度の筋力も付きます。
また、鬼ごっこで走り回ったり、高鬼(たかおに)でジャンプして上ったり下りたり・・・と、たくさんの遊びがあり、勝手に全身運動もしてますね。
わざわざ習い事でスポーツのスクールに通わせる必要もありません。
これで
適度な運動は子供の身長を伸ばす
と言うことがわかりましたね。
ただ、気を付けたいのはイヤイヤ運動をさせないことです。
いくら身長が伸びるからと言って、無理やり運動やスポーツをやらせるのはストレスが溜まり悪循環になってしまいます。
ストレスは成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。
その子の年齢にあった、そして、その子に適した運動をすることが大切です。